音が出るおもちゃ300個以上の音を収録したソフト音源、
「Acoustic Toy Museum」と「Electric Toy Museum」のバンドル『Complete Toy Museum 』のレビューです。
UVI Workstation用。
ざっくり
・音色が多い
・曲中で使いづらい
・音域が狭い、高い
・すべての楽器の画像がある
音色はたくさん入ってるんですが、やはり元々がおもちゃなので、純粋な楽器としてはそんなによくないんですよね。
うまく使わないとただのよくない音になりがちだし、おもちゃだということもわかりにくい。
特に Electric Toy Museumは、わかりやすくて特徴的な音色が少ないかなと。
あと、全体的に音域が高くて狭いですね。これはおもちゃの性質上しょうがないんですが、これも使いづらさになってると思います。
音色自体はきちんと収録されていて、 ピッチも合わせてあるんですが。
というわけで、この音源を買っても7、8割の音は実際には使わないとは思います。
リコーダーなど、一部は奏法もそこそこあります。
ベロシティでの音色の切り替えや、レガートはないので、笛などのレガートは辛いかもしれない。
あとは、選ぶ前に音源の画像が出るのでとてもわかりやすいです。UVI大好き。
おすすめ音色
全部の音色を並べてもピンとこないと思うので、僕のお気に入りの音色だけをご紹介します。
MichelS Black
ちょっとクセのあるトイピアノ。
キラキラとした高音だけでなく、中域のアタック感も出ているので、存在感があります。
トイピアノは数種類あるので、曲に合わせて選べます。
Wooden Xylo
木琴です。
めちゃくちゃ乾いた音がします。
この感じはオケ音源の木琴では出ないので、近いサウンドにしたい時に重宝しています。
Giggle Stick – Duck
ミョーンという音が特徴的。
こういう音です。
こういった効果音っぽい音色もちょこちょこあります。
Old Car horn – with RS
パフパフーってやつですね。
Acoustic Toy Museumばかりの紹介になってしまいましたが、Electric Toy Museumのほうは、スピーチシンセがよいです。素材が多い。あと、チープで空気感があるので、信号機の「とおりゃんせ」のメロディとか、機械から出るメロディを再現するのにはよさそうです
ユーザーガイドにすべての音色が掲載されています。
おわりに
使いづらいけどうまくハマると楽しい。
■Complete Toy Museum | Rock oN eStore
■Complete Toy Museum | UVI