Q .今すぐ音楽で食っていきたいです。
A.ネタかバカで勝負しましょう
音楽以外の要素を付加して、人とは違う道を通って価値を出す
普通に演奏して、王道な路線で真正面から結果を出すのは無理です。コンペなどの競争は絶対避けましょう。勝てません。
めちゃめちゃ脇道に逸れていて、かつそれが面白い、というポジションを狙うとよいです。
そういう事をするための活動場所としては、ストリートで演奏するか、ネットならYoutubeかニコニコ動画が早く収益化するのには向いています。
最初のうちは直接何かを販売するのは避けたほうがいいです。なぜなら中身の信頼がない状態だから。
出していくコンテンツの内容としては大きくわけて2つ。ネタかバカ。
バカ
とにかくバカな事をしていく。度胸とキャラクターが必要です。
中途半端なバカはもう通用しないので「頭おかしい」と言われるくらいじゃないとダメです。裸になるくらいだともはや普通で、どこまで自分をさらけ出せるか、体を張れるかが勝負。
モラルギリギリで、常にプチ炎上くらいがちょうどよいです。楽器を破壊するとか。
電撃ネットワークはイメージと近いですね。
ネット上ではこのポジションはたぶん空いているので狙ってみてはいかがでしょうか。バカの方向だとストリートでも映えそうですが。
音楽を聴かせる、というよりは音にのせて何かをやる、という形に近い。ほぼ音楽には関係ないですが、スキルがないならしょうがないです。
こういうのもあります。
ただ、この方向はだんだんエスカレートしないといけなくなるので、どこかで脱却しましょう。
ちょっとズレますが、スターダックトニーさんなどはいかがでしょうか。
演奏力もあるのですが、音楽とパフォーマンス、会話を一体化させてエンターテイメント化しています。
ネタ
バカに比べて企画力や演奏力のスキルが必要になります。
例えば
・替え歌
・色んな場所で弾く
・色んな物を楽器として使う
・複数の楽器を同時に弾く
・変な動きで弾く
・変な格好で弾く
・色々な動画を編集して音楽として成立させる
など。演奏がうまいほうがギャップが出るのでネタとしての効果が高いです。
青森最後の詩人ひろやーさんのように、曲と歌がいい感じなのに歌詞がひどいというギャップ。
この方向性をこじらせていくとH.J.Freaksさんのようになったり、
才能の無駄遣いと言われる方向性になっていきます。
歌えるのなら、替え歌も手っ取り早いですね。
音楽をやってきてないぶんの、今までの経験を活かせると差別化しやすいと思います。サラリーマンネタのrecogさんのような。
料理が好きで調理道具をたくさん持っていれば調理道具で演奏してみたりもできますよね。動画がきれいに撮れればよりいいです。
早く結果を出すために
✓コンテンツの内容は、バズるものを常に狙う
急激にファンを増やすためにはとにかくシェアされて認知される動画を作るべき。
固定ファンが増えるほど稼ぐのは楽になりますし、ファンが増えるほど増えやすくなります。最初の段階でどれだけブーストできるかが勝負。
✓音楽のスキルがないのなら、音楽を聴かせることにこだわると失敗する
エンターテイメントとして、聴く人を楽しませればなんでもありです。
どの業界でもそうですが、プロというのは、他の人に価値を認めてもらい、お金を出してもらえる人です。スキルが低くても、そこに到達できればいいのです。
✓人と被らないキャラクター、ネタづくり
自分のキャラクターがしっかりすると、何をやっても面白くなるし、次のアイデアが出てくる。漫画を作る時と一緒ですね。
ネタが被らないように、面白いものは常にチェックしておく。二番煎じのネタをやるなら、よりエスカレートしたものにすべし。
✓とにかく早く多くコンテンツを出す
食えている動画投稿者はすっごい面白いものが少しだけ、じゃなくてそこそこのものをすごい早さで投稿している人です。週5が最低ラインでしょう。
“100万再生”を超えるYouTube動画傾向分析~データから見る「頻度」「長さ」「時間帯」とは?~そんな感じで、最初は勢いを再優先で、それから長期的な路線に入っていけばいいかなと。
おわりに
早く結果を出すのは相当難易度が高いし、ある程度そういう素質が必要です。
他の人にはできないことをやれるからプロなのであって、難しくて当然なんですが。
出来る限り早く音楽でメシを食いたいのであれば、上記の事を試してみてもいいかなとは思います!
あとは、音楽関係の会社に就職するという手もあります。