今回はSamplephonicsの無料パイプオルガン音源「Leeds Town Hall Organ」のレビュー。
ざっくり
・音が良すぎ
・大容量(3.2GB)
・音域が広い(C-1~B5)
音に関してはめちゃくちゃいいです。これが無料で大丈夫か、というか有料でもこれ以上の音源はないんじゃなかろうか、というレベル。特に低音が美しすぎる。
そのぶん容量もちょっと大きめ。ベロシティがない楽器というのを踏まえると結構ありますね。
音域は、オリジナルのサンプルはC-1~B5です。一応ピッチシフトで全音域出ます。楽器自体の音域まででよかったんじゃないかな。
デモを作ってみました。やはり低音すばらしい。4度→2度→3度メジャーという例のあのフレーズを織り込んでみちゃいました。
こちらは公式デモ。
パイプオルガンについて
あまり馴染みがないと思うのでざっくり解説。
音作りは電子オルガンと同じく、複数の音程のパイプを混ぜて1つの音色を作ります。1、1/2、1/3、1/4、1/5の長さのパイプがあります。
機械的な仕組で一定の空気を流して発音するため、ベロシティによる強弱変化がないです。これも電子オルガンと一緒ですね。スウェル・シャッターという音量制御装置があるみたいですが、詳細は不明…。
パイプオルガンについてもっと詳しくはこちら。さすがヤマハさんやで!
鳴るほど♪楽器解体全書 パイプオルガンの構造 | ヤマハ株式会社パイプオルガンの作曲家としてはバッハが有名ですね。
トッカータとフーガ 二短調
僕はマックス・レーガーが好きです。割と近代の作曲家。この曲めっちゃ厨ニ心をくすぐります。
探したらパイプオルガンの映像って結構ありますね。貴重だから映像にしてるのかな。弾いたらめっちゃ気持ちよさそう。
プリセットについて
各プリセットでパイプの組み合わせが違います。
・PRESET 1 1/2
・PRESET 2 1/2+1/3
・PRESET 3 1/2+1/3+1/4
・PRESET 4 1/2+1/3+1/4+1/5
・PRESET 5 1+1/2+1/3+1/4+1/5
・PRESET 6 1
まあ、これ僕の予想なんですけど。
PRESET 5がよく聴く音ですね。トッカータとフーガでも使ってる。「コルネ」という組み合わせらしい。今回のデモもこれで作ってみました。
ダウンロード
下記リンクからダウンロード。1度カートに入れてチェックアウトする方式です。対応フォーマットはKontakt 4,5、 EXS24、 Reason NN-XT and Ableton Sampler。
◆Samplephonics | Leeds Town Hall Organ
ではみんなで使っていきましょう。部屋で大音量で鳴らすだけでも楽しいですよこれ。