おはようございます。
1日8時間YouTubeを見ているプロ視聴者こおろぎです。
今回はこれを買ってしまいました。
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YAMAHA『MA2030』です。現行品はMA2030a。
これ、ものすごく買いたいってわけじゃなかったんですけど、たまたまメルカリでめっちゃ安く出てたので買ってしまいました。
これはなにかと言うと「アンプ」です。音源から入力して、スピーカーに出すというシンプルなアンプですね。
このMA2030は店舗用などに使われるもののようです。
なぜこのアンプを買ったのかというと「レベラー機能」というのがついているからなんですね。
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・引用元 YAMAHA 「MA2030」販売ページ | ワタナベ楽器店
入力した音量を一定のレベルに揃えて出力してくれるという、最近の言葉で言うと「ラウドネスノーマライゼーション」のような機能が付いてるんですね。
まあ、そこまで強くは効かないと思うんですけれども。
でも、ちょっと試してみたいなということで、失敗覚悟で試すことにしました。
これがうまく作動するとどうなるかというと…
YouTubeは投稿者によって音量レベルがバラバラ
今、YouTubeは投稿者によって音量レベルがバラバラなんですよね。
ラウドネスノーマライゼーションは入ってるけれど、それでもなおバラバラ。
それを解消するため、僕はパソコンの中でソフトを挟んで音量を一定にするようにプログラムを組んでるんですけど、ルーティングが複雑になってしまってる。
外部のアンプなどの機器でレベラーが効いてくれれば、内部で色々する必要がないんじゃないかと。外部でやってもらった方が楽になるんじゃないかということで、MA2030を試したいなと思いました。
これがうまくいったら皆さんにもめちゃくちゃオススメしようと思います。
構成としては
正面
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正面はボリューム、マイク入力とステレオイン1、イコライザー。
背面
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ステレオイン2、ステレオイン3、ラインアウト、スピーカーアウトなど色々端子があります。
設定は後ろの爪でやります。
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6番がレベラーということで、6番のツメを下にしてレベラーをオンにします。
普通はこういうアンプってノンパワードのスピーカーに繋ぐんですけど、パワードスピーカーにも繋げるようです。
波形を見る
DAWの方で意地悪に波形編集したものを作ったので、それを通したものをさらに録音してみて、その波形を見てみます。
そうするとどれくらい効いてるのかが分かるはず。
これが元の波形。
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/1800.jpg)
これがMA2030を通した後の波形。
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/2800.jpg)
パッと見はほとんど変わっていません。
通した後はリミッターがかかっているように見えます。
レベラー的に、小さい音量が大きくなるという感じではないですね。
なにか条件があるのかもしれません。
BGMも通してみました。波形がはっきりしてる方が分かりやすいかなとは思います。
BGM元
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/3800.jpg)
BGM後
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/4800.jpg)
リミッターがかかってちょっと抑えてくれてる感じですね。
高いレベルで入れておいて、リミッター的に使った方がいいのかなという感じです。
しかし、入力レベルでレベルオーバーすると結構歪んじゃう。
なので出力する時に上げていく感じがいいのかなと思います。
リミッターが効いてるなーという事しか効果は分からなくて、レベラーは?という感じだったんですけど、もしかしたらこれ、ステレオアウト(RCA)でやってるからそうなのかなと思ったんですね。
スピーカーアウトからしか効果が出ないんじゃないかという可能性もあるなと思ったので、パッシブのスピーカーを買って検証したいと思います!
すごい手間!
では後日の僕頑張ってください!
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ということで一週間後です。
スピーカーが届いたので開けていきます。
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FostexのP802-Sです。
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見た目がシックでいいですよね。
スピーカーケーブルで繋ぐパッシブスピーカー。
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最近はアンプが入っているアクティブスピーカーというのが主流なので、アンプがないパッシブスピーカーというのは選択肢がほとんどなかったんですけれども、
このFostexのP802-Sが大きさがちょうどよく、価格も1万円ぴったりでした。
サウンドハウスのポイントがちょうど1万あったんで、もう実質無料です。
見た目、かっこいいですよね。セッティングしていきたいと思います。
暫定的にこんな感じに置きました。なんかダサい。
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こんな感じでスピーカーから音を出したものを、マイクで拾って測定していこうと思います。
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/59f0c7cded1057526bd96ab2f8947edd.jpg)
録音が終わりました。波形を見ていきます。
これがレベラー無しのBGM。
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/5800.jpg)
あり
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/6800.jpg)
全く変わってないですね。
今度はトークの方を見てみます。
レベラー無し
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/7800.jpg)
レベラーあり
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/8800.jpg)
ちょっと波形が違う。でも誤差みたいな感じですね。
レベラーが効いている感じの波形の変化じゃなさそう。
というわけでパッシブスピーカーを買ったんですけど、
スピーカーから出してもレベラーは全く効かないという結果になりました
スピーカーまで買ったのに…
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/e18c55aaaac09ddf7c0a348e783a7995.jpg)
というわけでね、2つ買って総額2万円で検証したんですけど、レベラーが利かない、ということがわかりました。
失敗なのか…?
「YAMAHAMA2030のレベラー機能で音量を平均化させてYouTubeを快適に視聴できるかどうか」という実験をしたんですけれども、
それは失敗に終わりました、というお話でした。時間もかかったしお金もかかったんですけど…
でもこのFostexのスピーカーP802-Sもナチュラルな音ですきなので、
せっかくなのでこのアンプとスピーカーのセットはしばらく視聴用に使っていこうと思います。
というわけで、これからもYouTubeの視聴を快適にするテクニックというのをもっと研究していきたいと思います
ではまた。
追記1
もしかしたら時間的なインターバルを開けた方がいいのかなと思い立って、BGMの間を空けたものを入力したものがこちら
元
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通したもの
![](https://kohrogi.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/Sc_22-1024x461.jpg)
明らかに変化があります。
見る感じだと、
「いきなりある値を超えて入力されると、一瞬音量が下がってじわじわ戻る」といった感じになってます。
おそらくこれがレベラーの挙動ですね。なるほど。
限定的な感じなので、僕の目的である、Youtube視聴の音量平均化にはあまり効果がなさそうです。
追記2
YAMAHAにレベラーの動作について問い合わせたところ、公開可能な情報として、以下の回答をいただきました。
・レベラーをオンにすると、可変幅を持たせるために”入力レベル”が+6dB上がる。
・最大で元のレベルから+-(プラスマイナス)6dBの範囲で調整する。
・レベル小→レベル大になったときは、時間を掛けずに「音量が下がる」。
・レベル大→レベル小になったときは、違和感を感じないように「徐々に(約20秒かけて)音量が上がる」
追記1で検証した変化がレベラーの挙動ということですね。
対応の方に時間をかけて調べていただきました。ありがとうございました。
現行品はMA2030aです。