頭の中ではアイデアはでてくるのですが、打ち込みにまで踏み出せません。
手探りで1曲目を作ってみましょう。
絵や文章などと同じですね。すぐには頭に思い描いたのものはできず、反復練習が必要になります。
なので、とりあえず、手探りで1曲を作ってみましょう。覚えることは、ざっくりとしたソフトの使い方だけです。他のことは作りながら、もしくは作ったあとで覚えます。
頭の中に鳴っているのはどんなメロディでしょうか?とりあえずピアノの音色で打ち込んでみましょう。歌だったら、実際に声を入れると雰囲気が出るので、鼻歌で入れるのもいいですね。
どんなリズムでしょうか。とりあえずドラムや、ドラムループを入れてみましょう。
この2つさえできれば、歌モノだったらもう半分くらいはできたも同然です。
ザクザク音を置いていくと楽しい
さらに、どんな楽器が入っているか?どんなハーモニーか。そうやって、頭の中の音を1つづつ拾っていってみましょう。
ざっくりと作れる場所から埋めていきます。パズルのような感じですね。音が多くなってくるほど気分も楽しくなってくるので、音色はあとで差し替えることにして、とりあえずでザクザク音を置いていくのがおすすめです。
頭の中で鳴っているのは、聴いたことがある音色
頭の中の音色が何かわからない場合は、似たような音色を使っている曲を見つけて、それが何かを調べます。頭の中で鳴っている音は、ほとんどの場合聴いたことがある音色のはず。
縄文人はシンセサイザーの音を思いつかないはずです。アイデアは記憶から来るのです。
行きづまったら、参考になりそうな曲を聴いたり、本を読んだり、ブログを見たりして情報をちょこちょこ拾っていきます。
2曲目は1曲目よりもはるかに早く作れる
1曲目がこれ以上進められそうにないときは、とりあえず体裁だけ整えて完成にします。それもさえも途中でいいので2曲目に移ります。
そうすると、1曲目よりもはるかに早く作れるようになっているはずです。
作曲は、最初のうちはものすごい勢いで上達します。そのなかでも、2曲目が一番成長するんです。
僕もいまだにこのテクニックを使っていて、作ったことのないジャンルに手を出すときは、1曲目を作って捨てて、2曲目を本番にします。
そうすると、2曲目を作る速さも完成度も、1曲目よりもはるかによいのです。3、4曲目になると成長はどんどん鈍ってきますが。
1曲目を作るのが一番大変だと思いますので、そこをどうやって乗り越えるのか、というのがポイントになりますね。
あまり完璧主義にならないことが大事です。後からでも直せますしね。4曲くらい作ってみると、1曲目をどう直せばよいのかも見えてきます。
知識は作ってから
細かい知識は作ってからでよいです。
作ったあとだと「あそこはああすればよかったのかも」といったような視点で音楽を聴いたり、文章を読んだりできるようになります。着眼点自体が変わってくるし、理解度が全然違うんです。
頭の中に思い描いた音を具現化するためのトレーニング方法
・頭の中に思い描いた音が鳴っている既存曲のスコアを手に入れて、どうなっているのか分析する。
・その曲で使っている楽器やセッティングなどの記事を見つける。または、作曲者が使っている機材から音を推測する
というのがおすすめです。
和音の構成やどの楽器を使っているのか、というのはこれでわりと解決できるはずです。楽器のセッティングなどは、インタビューまで追っかけないとわからない時もありますが。
そこに書いてある音符の解読方法が全然わからない、という場合は、ググったり、こういった本をパラパラ読んでみるといいかもしれません。
分析するときにはある程度必要ですが、最初のうちは、作るときに理論を意識する必要はありません。理論というのは、音の並びや流れに名前がついているだけのものなので。
それでも作れないな、というときはこの本がおすすめです。難しいことは書いてないのでスイスイ読めて、やる気がでて、作曲にも役立ちます。
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基本的にブログに掲載します。
作曲をする上で、頭の中ではこのような曲を作りたいとアイデアはでてくるのですが、その音がどの音なのか、どういったコード進行で進んでいるのか、どの楽器でこの音が出せるのかなど、打ち込みにまで踏み出せません。