実演家に著作隣接権使用料・報酬等の分配をしてくれる「MPN」に登録してみた!

音楽でメシ

今回は『MPN』に管理委託契約をする様子を書いておきます。

MPNとは

MPNとは何かというと、

「一般社団法人 演奏家権利処理合同機構」というもので、

実演家、要するに、楽器を演奏する人の権利行使とその拡充をサポートするための活動を行っている機関ということです。

JASRACの演奏家バージョンみたいなもの。

作曲したものに対して徴収して分配するのがJASRAC、演奏(実演)したものに対して徴収して分配するのがMPN、というイメージです。

きっかけ

最近、自分で演奏することが多くなってきたのですが、

その話をレコーディングの現場でしたら、「MPNに登録してます?」という話になり、そのとき初めて知りました。

演奏家としてガンガン出てるわけではないんだけれども、一応登録だけしておくか、ということと、

演奏家としてあまり活動してない僕でも登録できるのかな、というのも試すためにやってみることにしました 。

MPNの入会資格

入会資格・条件
・音楽のジャンルを問わず、プロのアーティスト・ミュージシャンであること
・契約者は実演家本人であること

入会金・年会費はありません。

手数料は

メインアーティストとしての演奏で発生した使用料は10%
メインアーティストとしての演奏で発生した使用料は15%

分配は6月、12月の年2回。

どこからお金を徴収してくるのかというと、著作隣接権が発生する場所ですね。

放送事業者とか制作会社とかデジタル機器記録媒体メーカーとかレコードメーカー
などから徴収するようです。

契約までの流れ

通常よりも対応が遅くなったようなんですけれど、ざっくりした日付を書いていきます。

2020年4月11日

契約希望フォームから申請しました。

https://www.mpn.or.jp/wish00.html

5月26日

郵送で書類が来ました。

入っていたもの

・管理委託契約書
・マイナンバー届出書
・マイナンバー手続き手順書
・一般社団法人実演家権利処理合同機構MPN管理委任契約約款
・委任種別に関するご注意
・WaMとは
・一般社団法人映像コンテンツ処理機構使用料規定
・公益社団法人日本芸能実演家団体協議会利用料規定
・パンフレット
・返信用封筒

以下の2つに書き込んで返送します。

・管理委託契約書
・マイナンバー届出書

きちんと書き込むのは管理委託契約書だけですね。

あと、マイナンバーカード通知カード、または個人番号カード、または身分証のコピーが必要。

そして、郵便局で簡易書留郵便で発送します。

8月7日

郵送で会員証などが届く。登録完了です。

内容は

・会員証
・委任管理契約書控
・チラシ等

8月10日

P-LOG利用開始の案内が届きました。

P-LOGとは、インターネットを利用して実演情報の提出・収集・管理ができるシステムです。

■P-LOG

おわりに

実演で収入を得ている方はとりあえず登録しておきましょう!

■MPN[一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPN]

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