僕はドラマや舞台やゲームの仕事を通じて、音楽で演出する、ということの楽しさ、重要性を理解しました。
そして、仕事をしていくうちに、音楽だけを作っていたのでは演出のコントロールの幅に限界があるということにも気がつきました。音楽の仕様は発注される前に決まっている。
演出まで考えると、プログラムやメニューなどの段階から考え直さないと効果的ではない場面も多い。これからの音楽を作るのはプログラマーなんじゃないか。なんてことも考えます。
音楽そのものよりも、もう1つ上のレイヤーで考え、コントロールできるようになりたい。
しかし、プログラミングやUnityなど、全く違う分野の勉強をしないとそこに切り込めないわけで、今まで躊躇してきました。
だけど、僕はVRが大好きで、WindowsMRとPSVRを持っていたり、VRアトラクションの音楽を作らせていただいたりしています。
さらに、VRはまだまだ音楽コンテンツが少なく、「こういうのがあったらいいな」ということがいくつもあります。
それを2年くらいは考えている。けれど、全く出てくる気配がない。
ざっくりと、今のところやりたいこと
・バーチャル楽器を作る
・VR上で操作して、DAWにMIDI出力できるバーチャルコントローラーを作る
・VR空間で操作、発音できるシンセを作る
下に行くほど難易度が上がっていくと思うんですが、まだ勉強不足すぎて、それをやるのにどのくらいのスキルが必要なのかすらわからない。
だからやってみるしかない。そう判断しました。
というわけで、今後はVR方面から攻めていくことにしました。基本的に、VRの音に関することは全部習得していきたいと思っています。
これからTwitterとか、ブログなどで、僕の書いている内容の意味がわからない、みたいな感じになってくると思います。
人がやってないことを切り開いていこうとしているから。
でも、今、誰にも理解されなくても、今後、誰かの参考になるように書いていこうと考えています。
わからないことを書くからフォロワーも減るかもしれないし、覚えることは大量にあるし、モノにできるのは数年後になるかもしれないし、すぐ飽きたらどうしよう、挫折したらどうしよう、とか、大量の機材を買っちゃったけど全く稼げるイメージができない、とか、不安もあるし、困難な道のりになると思うけど、受け入れる覚悟はしました。
やってみたいんだからしょうがない。
ということで、これが今後の活動方針の報告になります。