僕は歌モノの編曲仕事をたびたびやるのですが、CDの制作のみで、iTunesなどに配信をしない方が多いんですよね。
そうすると、楽曲を聴けるリンクがないので誰にも紹介ができず、もったいないなあと感じています。
お金がかかるからという理由で配信を見送っている場合が多いと思いますが、なんと「Frekul」(フリクル)だと登録料、年額が無料なんです。
■ Frekul
・登録料、年額は0円。還元率は60%。
■比較としてTuneCore Japanは
・アルバム一枚の登録につき1年ごとに4750円。還元率は100%です。
配信先
TuneCore Japanを経由して配信されます。
iTunesStore、Spotify、AppleMusic、AWA、LINE MUSICなど、国内外のTuneCore Japanの配信先すべてを利用できます。
くわえて、パーソナルラジオアプリ「Lumit」、店舗向けBGMサービス「Express In Music」、コミュニティラジオ局「RainbowTownFM」など、他の配信先も用意されています。
Frekul経由とTuneCore Japan元サービスの比較
単純に金額で考えると、年に13,000円以上の売り上げが見込める場合はTuneCore Japan、それ以下だとFrekulのほうがいいですね。
TuneCore Japanは年額で使用料金がかかってくるので、活動頻度が高くなく、売り上げが下がり続けるだろうと考えられる楽曲もFrekulのほうがよさそうです。
また、FrekulではTuneCore Japanが提供している詳細なレポート機能やYoutubeコンテンツ収益化サービスは利用できません。
Frekulについて
Frekulを知らない方にもう少し説明すると、
Frekulとは、音楽活動をサポートしてくれるサービスで、楽曲の配信のほかに
・月額制ファンクラブのような、「プレミアムサポート」機能
・ライブの予約受付を簡単に
・メールマガジン
・カラオケ配信
などがあり、ほとんどすべてのサービスを無料で利用できます。
少ないコストで活動し、小さくても確実に売り上げを上げたい場合は特にいいサービスだと思います。
比較として、コストがかかってもいいからそのぶん大きな売り上げを狙う、という場合は「BIG UP!」もよさそうです。
おわりに
配信って、その売り上げだけでなく、宣伝ツールとしても機能するんですよね。Frekulは金額的なリスクがないので、将来的な売り上げの見込みがなくてもとりあえず登録しておく、というのはアリだと思う。
おすすめしたいときに紹介できるものがない、というのはほんとうにもったいないなあと思います。
音楽って耳に入る機会が多いほど聴き手からの価値が高まるものなので。