「他人の収入って気になるじゃないですか」 | ネットラジオ「煉獄ZooM」 No.36 書き起こし+

その他

こんにちは、こおろぎです。

無料音楽素材サイト「煉獄庭園」さんのネットラジオ「煉獄ZooM」 に出演しました。(2015/8/8公開)

今回のエントリーはその内容を書き起こしたものです。ざっくりと僕の事を喋る、といった内容になっています。

完全な書き起こしではなく、意図が伝わるように編集を加えています。

では、以下から。

「煉獄ZooM」 No.36「茶会のコーナー」

MANA:はい。先月のゲスト、スキャット後藤さんの紹介でブロガー作曲家、こおろぎさんにお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

煉獄小僧(以下、小僧):ブログに関することだったりとか、もちろん音楽に関することと、あとまあこおろぎさん自身のお話なんかもいろいろと聞かせていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

こおろぎ:はい、お願いします。

「フリーだと劇伴できないのかな」→「できますよ」というのがスキャット後藤さんとの最初の会話

小僧:まずね、先月からの流れですけど、スキャット後藤さんがこおろぎさんの記事が非常に面白いから自分からアプローチして知り合ったみたいなお話をされてらっしゃったんですけど、具体的にその当時のからみってどういう感じから交流が始まっていったんですか。

■煉獄ZooM No.35 ゲスト スキャット後藤

こおろぎ:Twitterでフォローされたから、なんとなくフォローし返して。

しばらくして、「アニメの劇伴やりたいな、企業に所属してないと無理かな」って言ってたら、「できますよ」っていうリプライをもらって、たぶんそれが最初だったと思うんですけど。

小僧:ああ、それまではフォローはしてたけど、特別何かやり取りされてたわけではなく、

こおろぎ:そうなんですよね。それから少しずつ交流が始まって。

ブログはなんとなく始めて、なんとなく今のかたちになった

小僧:当時はそういうところから交流が始まられていったということなんですけども。

後藤さんもブログの掲載内容が、ものすごく斬新で面白いと絶賛されてらっしゃいましたけど、僕も拝見させていただいたところ、これほんまにすごい、見ていくとぐいぐい引き込まれるというか、なんやろう、一つの記事読んでると途中で目に入る別項目へのリンクの見出しみたいなのとかあったりするじゃないっすか。

あれがまたちょっと途中やのにえらい気になる題名だったりとかするから、これ読まなあかんわって結局こう続けていろいろ読み進めてしまうっていう感じで、まあ多分恐らくこおろぎさんの狙い通りであろうスパイラルに陥っているんですけども。

ブログ、今のかたちのブログっていうのをやろうと思い始められたそのきっかけみたいなところをちょっと聞きたいなと思うんですけど。

こおろぎ:すごくなんとなく始めて、なんとなーく今のかたちにはなったんですけど。ちょっと前からいろいろなブロガーさんが活躍し始めて、そこから影響された感じですね。

小僧:ああ、確かになんか何々ブロガーとか結構テレビで取り上げられたりとか、結構バーッとなんかありましたね、確かに。

こおろぎ:はい。

小僧:そこぐらいの時期にってことですか、じゃあ。

こおろぎ:そうですね。特にイケダハヤトさんとか。

他人の収入って気になるじゃないですか

小僧:こおろぎさんの場合は自身の音楽のお仕事での収入なんかを赤裸々に公開しちゃってるっていう、かなりなオープンな感じですけども、もう開始当初からもうそういった記事っていうのを載せていかれてたんですか。

こおろぎ:まだ2、3年ぐらいです。

小僧:なるほど。収入面を出すっていうことに関しては何かやっぱり意図するところというか。

こおろぎ:ああ、いや、単純にみんなやってないし、気になるよなーと思って、人の収入って気になるじゃないですか。

小僧:なるほど、なるほど。そうですか。

その収入面に関してだけでなくですけど、例えばこの普通だったら結果とか結論だけを載せるようなところ、なんかこおろぎさんのブログってそこに至るまでの経緯とか、あと関係者とのやり取りとかまで細かく載せていらっしゃったりとかして、なんかいわゆる裏を見せるみたいな手法が一つあるような印象を受けたんですけど。

こおろぎ:そうですね。

小僧:やっぱりこれも見せ方としては結構一つの有効例みたいな感じなんですか。

こおろぎ:はい。僕は意識してます。なかなか出てこない情報だと思うんで。

音楽だけ作るより、映像やゲームに合わせた音楽を作るほうが楽しい

小僧:ブログのほうでも音楽とゲームと、あと映像つなげてこうネットで飯を食べたい方のお手伝いの個人メディアというふうに銘打たれてらっしゃいますけど、これはやはり自分自身もそういうことに興味が、まあおありだったと。

こおろぎ:そうですね。音楽だけ作るより、映像に合わせて音楽作ったりとか、ゲームの音楽作るほうが僕は楽しいなと。

小僧:ああ、何か別の媒体ありきで、そこに音楽を付けるほうが、こおろぎさんの場合は好きだと。

こおろぎ:そうなんです。

機材関係エントリーのアクセス数は少ない。趣味で書いてる

小僧:現在、もうプレビュー数も非常に多い人気ブログですけども、ブログ始められて結構お客さんからすぐ反応とか。

こおろぎ:いや、すぐはないですね。

小僧:ああ、なるほど。どういった記事に特に反応が多かったりとか、

こおろぎ:結構ばらばらですね、ネタっぽいのもまあ反応あるし、あと、収入たくさんいった月のブログとか。

小僧:ちなみにこおろぎさんところのブログの読まれてる方って、大体どういった層が多いというか。

こおろぎ:DTMをやってる方が多いですね。

小僧:やっぱりそうですよね。

で、機材関係のメニューのほうでバーッと記事もいっぱい書かれているじゃないですか。もう相当な数ありますけど、あれらは実際に自分で全部触ってみたりとか、購入されたりとかの実体験を元にやはり書かれてるってことなんですよね。

こおろぎ:そうですね、はい。全部。

小僧:多いなあ。

なるほど。それはもうやっぱり記事のためというよりももともとなんかお仕事で使うものとして、自分でプライベートで買ったものとかをレビューとして上げてるっていう感じで。

こおろぎ:趣味です。機材のレビューとかはアクセス数はいかないんですよ、全然。

最近はSplatoonばかりやってます

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-PAK85_Splatoon0715194542-thumb-1000xauto-18389

小僧:ゲームも映像もというお話でしたけど、普段はご自身もゲーム、結構されたりとか、

こおろぎ:いっぱいやってますねえ。

小僧:ちなみに最近はどういったゲームを?

こおろぎ:最近はSplatoonですね。

MANA:いいですねえ。

小僧:みんなやってるなあ、なんかあれ。

こおろぎ:欲しすぎて、ハードごと買って、ずっとやってます。

小僧:あれは、ハードはWiiでしたっけ、Wii Uか?

こおろぎ:Wii Uですね。

小僧:ああ、なるほど。あれってどうなんですか。なんかコントローラー結構馬鹿でかいような。

こおろぎ:結構でかいですね。でも意外と疲れないですよ、数時間とかやっても。

マーケティングは趣味で、最近本を読んで覚えた

小僧:講演なんかもされてらっしゃるそうで、

こおろぎ:はい。

小僧:マーケティングの話とかはブログのほうでも書かれてらっしゃいましたけど、そういうマーケティングに関するノウハウ的なものとかってやっぱり本とかで情報を得てらっしゃる感じなんですか。

こおろぎ:そうですね。マーケティング自体は割と趣味的な感じで好きで、本を読んで覚えた感じですね。

小僧:もう昔から結構そういう本はバリバリ読んでたと。

こおろぎ:いや、割と最近ですね。

講演は全然やりたくないです(誘われればやります)

小僧:いや、あそこの講演の時ってどうだったんです?どうだったんですかというか、ブログ上で例えば出してないネタなんかもお話されたりとか、

こおろぎ:ああ、そんなに出してないことをしゃべったりはしてないかなと思います。

小僧:ちなみにこの講演の時に来られた、聞きに来られた方っていうのも大体DTMerな方だったんです?

こおろぎ:そうですね、多かったですね。ほとんどかな。

小僧:講演というのはまた今後も定期的だったり、あるいはまあ不定期にやっていかれる予定というのは、

こおろぎ:全然ないです。

小僧:ああ、そうなんですか。

こおろぎ:全然やりたくもないっていうか。

小僧:やりたくないんですか(笑)

あれは、ブログ読んでたらなんかクレオフーガの方から、そういうのやらないかっていうお話だったっていうことですか。

こおろぎ:いや、ほかの方から「主催するんでやらないですか」って言われて、そこからクレオフーガの西尾社長が「協力しますよ」みたいな。

小僧:ほう、ほう。

こおろぎ:で、スポンサーになっていただいて、みたいな。

小僧:はあ、すごいなあ。それでまた、クレオフーガの社長をお知り合いというのもまたすごいですけども、

こおろぎ:なんかちょこちょこお会いしたりしてますね。

小僧:なるほど。いやあ、そうですか。ってことは、講演自体はもうその1回だけなんですか。

こおろぎ:いえ、2回しましたね。フリクルさんのところでも講演をやらせてもらって。

小僧:どちらでもいわゆる趣旨としてはマーケティングのテーマでお話をされていった感じなんですか。

こおろぎ:フリクルのほうは結構自己紹介が多めでしたね。「僕がどういうふうに活動してるのか」みたいなのが多めでした。

小僧:ああ、それも興味あるでしょうね、皆さん。

編曲ってあちらから頼まれないとできないので、自分一人でできるインストの作曲をはじめた

小僧:ブログで音楽が飯食えるようになって2年っていうふうに書かれてらっしゃいますけども、それ以前っていうのはなんか生活のための別のお仕事ってされてらっしゃったんですか。

こおろぎ:特には…でもずっと編曲自体はやってて、それだけでしたね。

小僧:なるほど、なるほど。編曲というのはどちらかの会社というか、事務所というかみたいなところに属してやられてた感じですか。それともフリーで?

こおろぎ:ずっとフリーです。

小僧:なるほど。で、もう編曲から作曲のほうに移行されたと、

こおろぎ:そうですね。といっても、最近も編曲依頼は結構来てますね。

小僧:それまでは、いわゆる作曲っていうのはあんまりやられなかったんですか、その編曲をやられてた時代というのは。

こおろぎ:はい、そうなんですよ。作曲は全然やらなくて、BGMとかは、最近ここ2、3年で始めたばっかりで。

小僧:それ、直接的なきっかけって何だったんですか。その編曲から作曲もやってみようかな、

こおろぎ:編曲って基本的にあっちから頼まれないとできないんですよね、歌があって、歌の人からこうやってくださいって言われないと。作曲は自分一人で曲作って出すことができるんで、ちょっと作曲もやってみようかなっていう、そういう感じで一人でやれるからみたいな感じでやったんですけど、

小僧:なるほど、なるほど。もう一から自分で作れるからっていう、

こおろぎ:はい。

小僧:それまで曲作りしたことないっておっしゃられてましたけど、もうパッといきなり作れちゃった感じですか。

こおろぎ:いや、そんなことはないです。まあぼちぼちは作ってましたけど。

小僧:なるほど、なるほど。

こおろぎ:はい。作り出してから数は作ったんで、急に頑張ってレベルアップをして。

小僧:なるほど。ちなみにこおろぎさんの中で一番得意な、自分が一番得意分野かなって思われるジャンルって何なんですか。

こおろぎ:ええと、何でしょう。自分が一番得意分野だなっていうのが、意外とないんですよね。

これは負けないっていうのがあまりなくて、オーケストラ系は結構好きなんですけど、すごい得意かって言われると、うーん、ってなっちゃうんで。

小僧:なるほど、なるほど。いや、そうですか。でも多彩に対応されていらっしゃるということで、もう何でも書けるという、

こおろぎ:まあ、はい。器用貧乏で。

ネットで稼ぐ的な質問が全然こなくてちょっと寂しい

小僧:ちょっとブログの話に戻るんですけども、今の若い子たちの中でも特に毎日ネットをしてるような、パソコンはお友達みたいなタイプの子たちだと、何かしらネットで稼がれへんかなみたいな、で、まさにこおろぎさんが発信してるような情報って結構興味の対象になりやすいと思うんですけど、実際そういう方々からの問い合わせってかなり多かったりされます?

こおろぎ:結構ありますね。

小僧:どういった質問が多かったりします?

こおろぎ:技術的なことが結構多いですね。

小僧:技術的、音楽的技術的なっていうところですか。

こおろぎ:はい。ミックスはどうしたらいいですかとか。

小僧:そんな結構答えようのないというか、メールで言われても返しようが、みたいな問い合わせが結構いやっぱ多いんですかね。

こおろぎ:はい、そうですね。うん、そのネットで稼ぐ的な質問はそんなにないかもしれないです、もしかして。

小僧:ああ、意外ですね。なんか俺、そっち系の質問バンバン毎日来てんちゃうかなと思ってたんですけど、意外とそうでもないんですか、はあ。

こおろぎ:来なさすぎてなんかちょっと寂しいみたいな(笑)

小僧:でも逆にね、あれかもしんないですね。もうかなりオープンにすべて出してるじゃないですか、ブログのほうで。なので、もうそこでかなり皆さん、満足をされていらっしゃるのかもしれないですね。

こおろぎ:それはあるかもしれないです。

スキャット後藤さんから「ドラマの劇伴やらない?」っていう電話がかかってきた

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-MAX86_meganekui20141123111207-thumb-1000xauto-17981
小僧:まあちょっとブログの話題から離れて、音楽関係の話もちょっと聞きたいんですけど、まずはちょっとね、さっきオフの部分でもちらっと聞きかけてしまったんですけど、「となりの関くん」というあのドラマのほうで劇伴デビューされたということで、改めておめでとうございます。

MANA:おめでとうございます。

こおろぎ:ありがとうございます。

小僧:Twitterで後藤さんとのやり取りをされてるのをちょっと拝見させてもらったんですけど、今回このお仕事ってひょっとしてその後藤さんから回ってきた感じなんですか。

こおろぎ:そうなんですよ、急に。急に電話かかってきて。

小僧:いきなりですか、前振りなく。

こおろぎ:「ドラマの劇伴やらない?」っていう。

小僧:はい。

こおろぎ:「じゃあ、やります」って。スケジュールが結構厳しかったんですけど、やりたかったので、とりあえずやりますっていうふうに。

小僧:ああ、なるほど。結構タイトな状況だったんですね。

こおろぎ:はい。

6月末ぐらいから1日2、3曲ぐらいは作りました

小僧:いやあ、なるほど。なんかそのTwitterの中で結構わからないことが多かったっていうふうにつぶやかれてましたけど、具体的にどういうところが大変でした?

こおろぎ:やっぱり、何だろ。もう大変なことが多すぎるというか、わからないことが多すぎて。

まずスケジュールがどういうスケジュールで動けばいいのかっていうのがわからないとか。音楽の作り方自体も、劇伴をやるのは初めてだったので、そこで台本に対して音を付けるっていう作業までやらせてもらったんですけど、いつどんなシーンにどう付けるかみたいな。それがもうどうすればいいのか全然わからない。

小僧:もう、要は文章だけの、セリフだけバーッと書かれてたりとか、状況が文字で書かれてたりっていうだけのところで想像しながら書かないといけないとうことですよね。

こおろぎ:そうです、そうです。

小僧:ちなみにそこに対して、このシーンで使うから何分ぐらいにみたいな時間とかもやっぱかなり具体的に決められているんですか。

こおろぎ:いや、全くそういうことは決められてないですね。

小僧:あっ、なるほど。ちなみに今回は何曲ほど?

こおろぎ:ええ、何曲ほどだろう。全然覚えてないですねえ。何十曲か。

小僧:何十曲!それをどのぐらいのスパンで書かれたんですか、今回は?

こおろぎ:どうだろう。7月、6月末ぐらいから1日2、3曲ぐらいは、多分。

MANA:2、3?

こおろぎ:ええ。それで、そのぐらいのペースですね。

小僧:相当ハードですね。なるほど。

その1曲、あれはどんな感じなんですか。1曲できたらもう1曲聞いてもらって判断してもらうみたいな、ジャッジ通していくみたいな流れなんですか。それともある程度まとまって?

こおろぎ:はい、ある程度まとまって。今回は後藤さんに結構いろいろ教えてもらいながら。

曲作って、後藤さんにまず聞かせて、「それじゃちょっとだめだ」みたいな感じで。

小僧:なるほど、なるほど。

こおろぎ:で、さらに監督にざっくりとしたものを送って聞いていただいて、みたいな。

小僧:ああ、なるほど。じゃあ今回はもう、まずこおろぎさんから後藤さんのほうにちょっと投げてみて、1回ちょっと耳を通していただくというような、実際に後藤さんのほうでOKいただいた曲はもう一発フィックスだったんですか。

こおろぎ:いや、全然一発じゃないです。

小僧:ああ、もうやっぱりリテイクはかなり、

こおろぎ:そうですね、かなりありました。

小僧:あっ、そのリテイクを込みでの何十曲っていうことですか。

こおろぎ:そうです。

学生時代はビジュアル系の曲をやってました

小僧:ちょっと話、さかのぼらせてもらうんですけど、そもそもこおろぎさんが音楽をやり始めたきっかけっていうのはどういったところに。

こおろぎ:中学3年生ぐらいの時に、音楽とか全然興味なかったんですけど、クラスのやつがギターを始めてて、そのギターをやってるのがなんかかっこいいなとなんとなく思ってて、「お前もやれよ」みたいなこと言われたから、「ああ、やろう」っていう。

小僧:よくあるパターンの、結構入りだったと。

で、まあプロフィールのほうにも書かれてらっしゃいましたけど、まあバンド活動の経験も学生時代にはあったということなんですけど、その当時はどういうジャンルのバンドをやられてらっしゃんたんですか。

こおろぎ:ビジュアル系ですね、ずっと。

小僧:ビジュアル系?

MANA:意外な、意外なところに、

小僧:なんか、ここのゲストさん、結構その当時何バンドやってたんですかって、ビジュアル系って答える人、多くない?

MANA:そうですねえ。

こおろぎ:いや、最初はやっぱそこら辺じゃないですかね。

小僧:いやあ、まあそうでしょうねえ。特にこおろぎさんと僕なんかもそうですけど、結構世代がやっぱ近いから、ちょうど大体いわゆるビジュアルブームというか、なんかねえ、LUNA SEAとかXとか、いろいろあの辺がちょっとワーッとなってた時期だったんで。

こおろぎ:そうです。そうなんです。

小僧:なるほど。やられてた、メイクもされてたんですか。

こおろぎ:いや、メイクはしてないですね。

小僧:ああ、楽曲だけビジュアル系の曲を。

こおろぎ:楽曲、はい。

小僧:やってたと。カバーをされてらっしゃったんですか。

こおろぎ:はい、カバー。オリジナルもその時作ってましたね。

小僧:へえ、その時もこおろぎさんが曲を作る。

こおろぎ:そうですね。その時は僕は作ってたんですけど、作曲。高校卒業したあたりからもう曲は挫折し始めて。作んなくなっちゃって。

小僧:なるほど。ああ、じゃあ元をたどれば結構もう早い段階で作曲経験というか。

こおろぎ:はい。

小僧:ちなみにその当時にいわゆるV系のバンドで、自分が一番お好きだったのって何ですか。

こおろぎ:僕はLUNA SEAでした。

小僧:やはり、この間のLUNA SEA、イベントやられてましたけど、行かれてはいないですか。

こおろぎ:行ってないですね。

自分ルールは決めてない

小僧:今までのゲストさんにもちょっと聞かせてもらってるお話なんですけども、こおろぎさんなりの音楽を作る中で、いわゆる自分ルールみたいなとこがもしあれば、どういうのがあるか聞かせてもらいたいなと思うんですけど。

こおろぎ:ああ、そうですねえ。自分ルール?何だろう。ちょっと前はすごいあったんだけど、今全然思い浮かばない。NGなのは特にないと思います。

小僧:なるほど、なるほど。もう柔軟に、

こおろぎ:そうですね。むしろどんどん手を広げていきたいなと。

小僧:いや、素晴らしいです、なるほど。ちなみに初めて作曲で収入になったものって、どういったものだったかとか覚えていらっしゃいます?

こおろぎ:そうですね。作曲ですか。

小僧:はい。

こおろぎ:収入になったもの、何だろう。覚えてないかもしれない。初めて。編曲の仕事の初めては覚えてるんですけど。

小僧:なるほど、なるほど。

こおろぎ:編曲のほうが先で、作曲のほうは最近で、感動がなかったので、覚えてないですね。

印象に残った仕事はやっぱり「となりの関くん」

小僧:なるほど。そうですか。まあ今、先ほど話も出た、まあドラマの劇伴の音楽もそうですけど、まあスマホのアプリだったりとかの音楽もやられたりとか、いろいろやってますけど、特に印象に残ったお仕事って何かあったりされます?

こおろぎ:そうですね、印象に残った?関くんが最近はやっぱりもう、それがもう断トツで印象が残って。

小僧:なるほど、なるほど。実際にドラマとして完成されたものっていうのはご自身も見られたんですよね。

こおろぎ:はい、もちろん。

小僧:実際それを見た時の最初の率直な感想というか、いかがでした?

こおろぎ:そうですねえ。いやあ、まあ感無量というか、でもまだ現在進行形というか、まだ作ってるんで、全然落ち着いて見れる感じじゃないんですけど。

小僧:あっ、始まる段階でもう1回全部納品終わってるわけじゃないんですか。

こおろぎ:そうなんですよ。まだ作ってます。

小僧:ああ、マジっすか。いやいや、そうでしたか。

こおろぎ:まだ半分いってませんからね。

小僧:ええっ!そうなんですか。いやいや、すいません。そんなお忙しい中で。

MANA:お忙しい時に。

こおろぎ:なので、収録スケジュールを遅めにしていただいて…

小僧:そうなんですねえ。ちなみにそのドラマとかの劇伴音楽って普通は通常そういうスケジュールなんですかねえ。

こおろぎ:いやあ、全然わかんないですね。初めてなんで。

小僧:ああ、そうか、そうか。なるほど。

始まる段階ではもう準備は全部万端でできてて、そこからもうポンポンもうやっていくのかなと思ってたんですけど、ああ、そうなんですねえ。いやいや。

こおろぎ:大変だなあと。

小僧:なるほど。ああ、これ、でも確かに後藤さんが言うてたように本当に全然別の種類の作曲、音楽の仕事とは結構別な感じがしますよというのは言ってたけど、まさにそういうスケジュール的なところにもあったりするんですね。

ゲームだったら、だってやっぱり完成に向けてもう全部バーッと作ってしまって、もう終わりじゃないですか。

こおろぎ:そうなんですよねえ。

あんまり人と関わりたくないんです(言い過ぎました)

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-PAK93_heyadehitoribocchi20140322-thumb-1000xauto-16859

小僧:ニコニコ動画のほうでもご自身の曲なんか投稿されてらっしゃいますけども、結構ボーカロイド使用した曲が多い印象ですが。

ボカロって今、すごいいろんな種類出てるじゃないですか。

こおろぎ:ああ、出てますね、はい。

小僧:ひょっとしてもしかして、全部持ってたりとかするんですか。

こおろぎ:いやあ、全部は持ってないです。

小僧:ああ、そうですか。ちなみに何個ぐらい、何種類ぐらい?

こおろぎ:ええっ、何種類ぐらいだろう。ボカロとしては2種類か3種類だと思うんですけど.

あとUTAUっていうのがまあ10種類ぐらいは入ってるんじゃないですかね。

小僧:ああ、なるほど。

MANA:sachikoは入らないのかなあ。

こおろぎ:sachikoは入ってないです。sachikoは(笑)

煉獄小僧:そうですか。こおろぎさん的にボーカロイドの魅力とかってなんかあったりされます?

こおろぎ:完全に人とやり取りしなくていいっていう。

MANA:一人完結型だっていうとこ?

こおろぎ:はい。

小僧:結構そうですよね。DTMerの人って割とそういうタイプ多いっすよね。

こおろぎ:あんまりそう関わりたくないんですね、人と。

小僧:いやあ、これはでも本当に。

MANA:よくわかる?

小僧:いやいや、でも本当にね、DTMやられてる方からしたら、もう本当にボーカロイドってかなり革新的な技術というかね、ありがたいところで。

しかもまあニコニコ動画っていう場所でワーッと盛り上がってますから、曲作ってこう注目されたりとかもね、チャンスの場としても活用できますし、なるほど。ニコニコ動画のほうへの投稿っていうのは、今後もずっとされていかれる予定なんですか。

こおろぎ:そうですね。コンピとか誘われる時があるんで、それに書き下ろした曲とかを投稿したりとか。

小僧:ああ、なるほど。もう結構あの辺のプライベートな曲作りというのは、今後は結構時間が余裕ある時しか作れない感じに。

こおろぎ:そうなんですよねえ。でも仕事と並行してそういう遊び的なものは作っていかないとなあと思ってます。

煉獄小僧:ああ、なるほど。同じ曲作り、音楽関係でもちょっとガス抜きと仕事で力入れるのとで分けるみたいな感じで。

こおろぎ:そうですねえ。

最初はギターから始めて、途中でベースになりました

小僧:なるほど。ちょっとバンドの話に戻りたいんですけど、ちょっと今さっき聞き忘れたと思ったんですけど、ちなみに担当されてたパート、どういう?

こおろぎ:最初はギターから始めたんですけど、途中でベースになりました。

小僧:なんかきっかけがあったんですか、それは。

こおろぎ:いや、特にはないんですけど、やっぱりギターは向いてないなって。ベースやってみようかなって、

小僧:やっぱりベースのほうが向いてたんですか、自分的には。

こおろぎ:若干、ちょっとだけ、向いてたと思います。

小僧:なるほど。楽器演奏っていうのは今でもやられてらっしゃるっていうか、

こおろぎ:そうですね。ベース、ギターはたまには弾きますね。曲に入れたりはします。

お酒は1、2杯が一番気持ちいい酔い具合

小僧:ブログなんですけど、まあいろいろな記事、種類ごとにメニューで分かれてらっしゃるじゃないですか、いろんなカテゴリーというか、「音楽でメシ」っていうのもあれば、ワインねたのカテゴリーがあるんですけど、ワイン相当やはり好きなんですか。

こおろぎ:そうですね、ワイン好きですね、結構。

小僧:もう毎日飲まれてるような、

こおろぎ:いや、そんなことはないです。もう全然飲まないんですけど、お酒自体があんまり飲まないんですけど。

小僧:いや、そうなんすか!

こおろぎ:たまにワイン買って飲む感じで。

小僧:ああ、なるほど。いや、なんかてっきりもう、ああいうふうに独立してボンッてメニューで置いてるから、もう毎日飲まれてる方なのかと、

MANA:結構飲まれてるのかなあと。

小僧:そうそうそう、と思ったんすけど、あっ、意外とそうでもなかったと。

こおろぎ:はい。

小僧:なるほど。ここぞという時に飲むような、

こおろぎ:そうです。

小僧:酔っ払ってやらかしちゃったエピソード的な、なんかあればお聞きしたい。

こおろぎ:あんまりないんですよね、そういうの。

小僧:ああ、ないんすか。

こおろぎ:そうなんですよ。そんなに強くもないし、飲まないことにしてるんで、最初の1、2杯が一番やっぱり気持ちいいなっていうのがあって、それ以上飲むと気持ち悪くなっちゃうんで。

MANA:なるほど。

小僧:結構、じゃあほんま弱いんですね。

こおろぎ:そうなんですよねえ。

休日っていう概念があまりない

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-HIR87_hutonnouedenerusco-thumb-1000xauto-16234
小僧:まあお酒の話もあったんですけど、休日なんか、こう時間の余裕のある時なんかどういう過ごし方とかされてらっしゃるんですか。

こおろぎ:基本的に休日っていう概念がないというか、毎日同じ生活リズムですね、僕。

小僧:自分で、今日はここまで仕事やろうとか、納期がまあある程度あるから、この辺はちょっと休めるかなとか、自分でバランス取りながらスケジューリングされていらっしゃるような、

こおろぎ:そうですね、ざっくりとは。ざっくりとはそうなんですけど。休憩しながら仕事みたいな感じですよ。朝起きて仕事して寝る、そんな感じです。

小僧:なるほど。いや、うらやましいですけど。

MANA:素晴らしいですね。

ダラダラ仕事したいから早めに手を付けて早めに終わらせる

小僧:ちなみにこおろぎさんは、納期に対して早くアクションを起こすタイプですか。それとも腰重いほうですか。

こおろぎ:一応早いタイプではあります。

小僧:なるほど、なるほど。ちょっと早めにもう納品しちゃおうみたいな。

こおろぎ:そうですね、はい。そういうタイプでは一応あるんですけど。

小僧:なるほど。今までのゲストさん、みんな腰重いタイプなんで、かなり後半でやるってゆうてましたけども、

こおろぎ:へえ、そうなんですね。

小僧:はい。なんかクリエイターさん、やっぱそういうの多いんじゃないですかね、みたいなの皆さん、口そろえて言ってましたけどね。

こおろぎ:ああー。

小僧:ああ、もうギリギリまで動かんっていう、

こおろぎ:そのギリギリ感がすごく嫌いで。

小僧:ああ、なるほど。性格ですね、もうここは。

こおろぎ:はい、そうなんですよね。ずっとダラダラしてたいんで、早めに始めてずっとダラダラするっていう(笑)

ネットで稼ぎたい人へ。「誠実であること」

小僧:なるほど。まあいろいろとね、お話伺わせていただきましたけども、まあそろそろお時間ということで、最後に将来ネットで稼げるお仕事でちょっと頑張っていきたいなと考えてる若者たちに向けて、何かアドバイスやメッセージなんかいただけるとうれしいなと思いますけど、

こおろぎ:何だろう。ネットで…

小僧:講演のテンションで言っていただければ。

こおろぎ:まあ誠実にっていうことですね。それしかないです。

小僧:まあね、ブログの記事にも書かれてましたけど、まあ信頼は大事やと、

こおろぎ:そうなんです。

小僧:いうことですもんね。誠実さも必要。

こおろぎ:誠実さは一番大事ですね。

小僧:いやあ、なるほど、確かにね。もうこおろぎさんのお声から、もう本当になんか誠実さというか、真面目な感じがすごく伺われるんですけども、なるほど、なるほど。

告知

小僧:告知枠ということで、何か宣伝していただけることあれば、お願いしたいなと思うんですけども、

MANA:お願いいたします。

こおろぎ:はい。もうなんか散々お話出たんですけど、

テレビドラマの「となりの関くん」ですね。MBSで毎週日曜深夜の0時50分から、TBSで毎週火曜の深夜1時11分から只今放送中でございます。9月中旬までやってます。

スクリーンショット_070915_051336_PM MBS・TBSドラマ「となりの関くんとるみちゃんの事象」公式サイト

小僧:はい、こちらを皆さん、要チェックということで。

MANA:ということで、今月のゲストはこおろぎさんでございました。ありがとうございました。

小僧:ありがとうございました。

こおろぎ:ありがとうございました。

元動画はこちら

43:36からの「茶会のコーナー」

無料音楽素材 煉獄庭園