老舗プラグインメーカー『Waves』がなぜセールばかりなのか教えます

公開日: : 最終更新日:2017/09/04 その他, プラグイン

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老舗プラグインメーカー『Waves』がなぜセールばかりなのか教えます

最近、『Waves』の安売りがすごいですね。

『Waves』はオーディオ用プラグイン・エフェクトの世界的リーディング・ディベロッパー。

かつて、すべてをバンドルした「Mercury」は100万円ほどの値段で、高級で手が出せない、憧れのプラグインというイメージがありました。

しかし、最近は3000円程度のセールばかり。定価3万円の新製品もすぐ3000円のセールをやる。

セールが終わったと思ったら、すぐさらに安いセールが始まる。

いったいWavesに何が起きているのか。妄想してみました。

デジタル商品の「ゾーン」

プラグインはデジタル商品。

なので、ある程度売って製作費が回収できたら、それ以降はコストが0に近い状態で売ることができる。

商品数が増えすぎて、新製品の製作費が今まで制作したプラグインの売り上げに吸収させることができるようになり、最初から3000円で売っても問題がなくなってきたんだと思っています。

オーディオストックで1曲3000円の曲を売って、それでめちゃくちゃ稼いで生活できている人みたいになっているわけです。

デジタル商品の「ゾーン」に入った状態と言っていい。地味にIK Multimediaもそういう状態ですよね。おそらく、他のメーカーもそこまでいくために商品数を増やしているはず。

ゾーンに入るには「商品数を多くする」「1点の価格が安い」というのが必要条件。

なので、古い商品をきちんとメンテナンスして商品数を保っている。

また、時代的にも、戦略的にも、高い値段で一部の人に売るフェーズから、安い値段で多くの人に買ってもらったほうがいい、というフェーズに入ってきたのかなと思います。

途切れないニュース

なぜセールをするのか。

それは常にニュースを出して露出をするため。

毎週セールをすれば毎週ニュースを出せる。さらに新製品のニュースもプラスされ、毎日のようにWavesのサイトを見る動機づけになっている。

さらに、セールに期限があることで買う動機を強化している。

なので「定価」はセールをするためにつけられている値段で、セールで下がった価格が本当の値段のはず。

ほとんど二重価格なわけです。

これは予想ですが、このセールはAIなんかを使って売り上げが最適化されている。だから、担当者は「どれをセールしようかなー」などと考えなくていい状態になっているはずです。

確か、Wavesもハードのセールはほとんどやっていないはずなんですよね。デジタルだからこそ、この売り方ができる。

プラグインのブランドイメージは意味がない

安売りでブランドを棄損しているという声もありますが、

ギターのような、表に出るものならブランドイメージを気にしてもいいんだろうけど、
実用性のみで勝負するプラグインの世界ではブランドイメージはほとんど関係ないはずです。

プラグインって音や機能で買うものだから、音が良くて、かつ安いほうがいいに決まっている。

音が良くなくても、値段が高くてありがたいプラグインだからそれがよい、ということはありえない。

「定価で買っちゃったのに安くなってる!くそー!」と思っても次に買いたいモノがよければ買わざるをえない。

ものすごく悪い印象がない限りは売り上げに関係しないはず。

サブスクリプションは絶対やらない

たぶん。

サブスクリプション(月額料金)って、元が高い商品じゃないとあまり意味がないんですよね。

EastWestやSlate Digitalはサブスクリプションをやっていますが、それぞれの商品が高いので、それを買えないユーザーが登録するわけです。

Wavesほどひとつの商品が安い状態で、例えば3000円でサブスクリプションをしたら、1ヵ月に何個も買うようなユーザーが固定で3000円払うようになってしまい、売り上げが落ちてしまいます。

しかも、サブスクリプションを始めるとセールのニュースも意味が薄くなってしまう。

※追記
サブスクリプションやっていました!

■WAVES SUBSCRIPTIONS

Mercuryが毎月$149ですね。

結論、安心してWavesを買おう

毎日閉店セールみたいなことやっているから、Wavesヤバいのでは。という話がありますが、僕は全く逆だと思っています。

新しい製品もお金をかけて頻繁に作られているし、古いものはきちんとメンテナンスをするし。

最も安心できるメーカーの1つです。

逆に、小さなプラグインメーカーはかなりつらい戦いになりますね。

以上、ただの妄想なので潰れたら笑ってください。

おわりに

デジタル商品の「ゾーン」は僕たちにもマネできる戦術です。オーディオストックの例えを出しましたが、実際にその状態までいける可能性はかなり高い。もっぴーさうんど(@moppysound )さんなんかはそうですしね。

ではでは。

■Waves

 
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