音楽制作にモニタースピーカー+サブウーファーという超低域が聴こえる構成のおすすめ

楽器・ハードウエア

近年の映像、ゲーム、クラブミュージックなどは80Hz以下の超低域が重要になっています。

超低域が聴こえる環境にする、というのはもはや必須になっている。

というわけで、今回はメインスピーカー+サブウーファーの構成をおすすめしたいと思います。

サブウーファーについてざっくり

・スピーカーの周波数レンジを拡大できる
・小さい音量でも超低域が出せる
・重い、でかい
・セッティング、調整がめんどくさいかもしれない
・超低域は外に漏れやすいので注意

スピーカーの周波数レンジを拡大できる

メインのモニターが大きくなく、超低域が出なくても、サブウーファーを入れることによって補えます。

ヘッドフォンでもある程度は確認できますが、実際にスピーカーで超低音の鳴りかたのチェックができるので、クラブミュージックのような、フロアで流す曲を作っている方には特におすすめです。

音場補正ソフトで周波数を見てみました。オレンジの線が補正前。白い線が補正後。

サブウーファーが入ってるほう。30Hz~50Hzがきちんと出てますね。

ARC_1

こちらが入ってないほう。白い線は音場補正ソフトARCで補正した後の周波数ですが、補正してもスピーカーで出せない帯域はでません。

ARC_2

小さい音量でも超低域が出せる

メインのスピーカーだけだと、大きなサイズのスピーカーで大音量を出さないと超低域は出ないんですが、中くらいのスピーカーにサブウーファーを足すことで、小さい音量でも超低域を出せるようになります。

防音されていないスタジオでも超低域の鳴りを確認することができる。

重い、でかい

低音を出すには重量とサイズが必要なので、どの製品も軒並み重くてでかい。

基本10kg以上。あまり持ち運ぶ機会はないと思うので、重量はそこまで問題にならないかもしれませんが、加えてでかいものが多いので設置場所の確保が難しい場合がありそうです。

机の下に置くのが基本。きっちり真ん中に置かなくても大丈夫っぽいです。

セッティング、調整がめんどくさいかもしれない

ウーファー用の3チャンネルめを出力できる機材が必要です。

また、出力する周波数を綺麗に分割してくれるチャンネルデバイダーなどを使用し、音域がクロスオーバーする部分を調整しないといけません。

チャンネルデバイダーの例

41eFk351ucL1

僕はチャンネルデバイダーを使わず、モニターコントローラーから直接接続し、音響補正システムsonarworks「reference 4」で補正してます。

超低音は外に漏れやすいので注意

超低音は部屋の外に音が漏れやすいので、作業は昼間のみにするなど、苦情が入らないように注意したい。

これはわりと防ぎようがないんですよね。ライブハウスなどでも防音しているにも関わらず「ドン、ドン」と、低域だけは外に漏れてきます。

低音には重いもの、厚いものしか効果がないので、きちんと防音しようとするとかなりお金がかかります。

使用しているのはFOSTEX『PM0.5-Sub』

僕が使用しているのはFOSTEX『PM0.5-Sub』ですが、すでに製造が終了している製品です。

現行品だと、「PM-SUB8」が近い雰囲気です。
FOSTEX PM-SUB8 アクティブ・サブウーハー

同じメーカーで揃えたほうがマッチングはよさそうです。僕はスピーカーがFOSTEX NA-01Aなので同じメーカーのものを使用してます。

おわりに

最近の映画は超低域が多いので、映画を鑑賞するのも迫力があって気持ちがいい。

リスニング用としてもおすすめです。

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