テープシミュレーター『Magnetic ll』とチューブ系プラグイン集『Blue Tubes Bundle V3』をまとめてレビュー

プラグイン

Nomad FactoryのMAGNETIC llとBlue Tubes Bundle V3がセールだったので買ってみました。

安くても、いらない物なら買わないんですが、去年ともぼさんにLiquidMixを譲ってからというもの、うちにビンテージ系のプラグインが無くなってしまったのと、モジュレーション系のプラグインを持ってなかったので買っちゃうことにしました。

MAGNETIC Ⅱ

オープンリール・テープのシミュレーターです。

僕はエンジニアでも、昔の人でもないので本物のテープの音は聴いた事がないんですが、

挟むだけでいい感じになってきます。特に低音にもっちり感が出ますね。レベルを突っ込んだときもいい感じに歪みます。
僕の音楽的にマスターに挟む事は少ないと思うので、インサートに挿す使い方になると思う。

9種類もののテープ・モデルがあるんですが、違いがわからない…

Blue Tubes Bundle V3

真空管のアウトボードをシミュレートしたプラグインたち。19種類も入ってます。

全体的な感想

真空管のシュミレートなので柔らかい感じでかかります。が、そんなに繊細っていう方向ではないかなと感じます。しかしながらがっつり汚くも出来なさそうな中途半端感はありますね。

バンドルごとの感想

・Dynamics Pack

かなり潰しても柔らかい感じになるので、結構使いそう。でも1176みたいな激しい感じにはならない。フェアチャイルドっぽいのもなんだか違うんで、シミュレートっていうのは忘れた方がよさそうです。

・Equalizer Pack

個人的にクラシックな感じのインターフェイスが好きじゃないので、あまり使わないかもしれない・・・PEQ322は使いそうだけど。こちらもかなりブーストしても柔らかい感じになります。

若干高音のブースト具合が好きじゃないかもしれないですが、気のせいかもしれない。

・Effects Pack

全部使う。コーラス、フェイザーもいい感じでかかるし、OILCAN ECHOも面白いんで使いそうだし、TEMPO DELAYSはかなりの頻度で使ってます。

STEREO IMAGERはもなかなかいい感じで使えます。

ANALOG VALVE DRIVERのかかり方がかなり好き。太くて、 他の歪み系プラグインにありがちなチリチリする感じがない。

そして、ゲートがついてるのがいいですね。なんでこのプラグインだけ妙に気が利いてるのかわかんないすけど、これで歪んだ時伸びちゃう余韻をコントロールできるわけです。これは使える。このパッケージの中でこれが一番気に入ってます。

・Analog TrackBox

画面を切り替えなくていいので、重要じゃないトラックには使うかも。これもEQの高音の感じが好きじゃないかなあ。

まとめ

総合的にはコスパはいいと思います!でもセールじゃなかったらWavesのもの1個買ったほうが使えると思う。

柔らかい音にするときはBlueTubesで、シャキっとさせたりクリーンな音を出したい時はSonnoxと使い分けていこうかなという感じです。

■Nomad Factory | Media Integration, Inc.