音も機能も最高峰の津軽三味線音源『TSUGARU SHAMISEN』レビュー

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音も機能も最高峰の津軽三味線音源『TSUGARU SHAMISEN』レビュー

津軽三味線演奏家山中 信人氏の津軽三味線をサンプリングしたKontakt用音源
SONICA INSTRUMENTS『TSUGARU SHAMISEN』のレビュー。

舞台の仕事で使うことになり、買っちゃいました。

ざっくり 評価☆☆☆☆☆

・音は太く、よい
・津軽のパキッとした音だが、ピーキーではない
・奏法が多い
・パラメータが多い
・UIがわかりづらい

とりあえず音がいいです。今まで色々な三味線音源を触りましたが、最もすばらしいです。

また、奏法やパラメータが多い。三味線でできることは一通り網羅しているんじゃないでしょうか。

デモ

音 有機的なフレージング

三味線音源って、アタック音が強いと音が痛い上にスカスカしてたり、ボディの音が強いとフワッとして三味線感が薄くなったりするんですが、この音源はアタックと皮の鳴りのバランスがよいです。

また、津軽三味線は奏法上、同じフレーズを繰り返すことが多いんですが、それが有機的に鳴ってくれる。

・レガート(プリングオフ、ハンマリングオン)
・ダウン、アップピッキングを連続して弾き分けるオルタネートピッキング機能
・サステインペダルで連続音のオルタネートピッキング
・吾妻さわりと共鳴音の付加
・4つのマルチマイク

などがその要因ですね。

奏法も多く、

・ミュート
・アップ、ダウンピッキング
・スタッカート
・ビブラート
・スライド
・ノイズ
・フレーズ
・声

などが収録されています。

パラメータが多い

設定できるパラメータも多いです。

・4つのマイクポジションの各ボリューム
・ステレオ感
・吾妻さわり、共鳴音のボリューム
・全体、弦ごとのチューニング など

ただ、パラメータが今どこを指しているか、全然わからない。

数値が見えるのでまだいいんですが。

また、弦の指定や、調子(キー)の設定など、三味線の知識が多少必要になる部分もあります。

津軽三味線とは

ここで津軽三味線について、ちょっとおさらいしておきましょう。

津軽三味線とは、

”津軽地方で成立した三味線音楽。撥を叩きつけるように弾く打楽器的奏法と、テンポが速く音数が多い楽曲に特徴があります。”

楽器自体が違うため、他の三味線、例えば新内流しのような、やわらかな曲には使いづらい音になっています。

メタル用ギター、ピックはジャズに使いづらい、みたいな感覚ですね。

その点を考慮したほうがよいです。といっても、津軽三味線以外の三味線音源はほぼないのですが…

おわりに

それなりに高価ではありますが、その価値はある音源です。

このメーカー、音源を作るたびにかなり進化しているようで、今後が楽しみです。
尺八も最近リリースされましたね。

■TSUGARU SHAMISEN | SONICA INSTRUMENTS

 
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